海外FXにおけるMT4（MetaTrader 4）について

07/02/2025

以下は「海外FXにおけるMT4（MetaTrader 4）」に関する詳細な長文解説です。MT4の特徴、導入背景、海外FX業者での使われ方、口座選びのコツ、取引戦略との相性、MT5との違いなどを含めて網羅します。

海外FXとMT4（MetaTrader 4）

― 世界中のトレーダーに愛される王道プラットフォームのすべて ―

第1章：MT4とは何か？

**MT4（MetaTrader 4）**は、ロシアのMetaQuotes社が2005年に開発したFXおよびCFD取引用の高機能トレーディングソフトウェアです。
特に海外FX業者で標準的に採用されており、シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性により、世界中の初心者からプロトレーダーまで幅広く利用されています。

第2章：MT4の主な特徴

特徴	内容
マルチタイムフレーム対応	1分足～月足まで9種類の時間足に対応
インジケーター内蔵	30種以上のテクニカル指標を標準搭載
EA（自動売買）対応	MQL4によるアルゴリズム取引が可能
軽量設計	スペックが低いPCやモバイルでも快適に動作
カスタム可能	独自インジケーター、テンプレート、スクリプトの導入が可能

このように、取引の柔軟性と軽快さを両立しているのがMT4の最大の魅力です。

第3章：なぜ海外FX業者はMT4を採用しているのか？

✅ 1. 世界的なユーザー数

数千万単位の利用者が存在し、プラットフォームとしての知名度と信頼性が極めて高い。

✅ 2. 柔軟なブローカー管理機能

業者側がカスタムサーバーで取引環境（スプレッド、レバレッジ、通貨ペア等）を自在に調整できる。

✅ 3. EAとの相性が良い

アルゴリズム取引を希望するトレーダーが多く、EA提供サービスとの親和性が高い。

✅ 4. 豊富な情報とノウハウ

日本語を含めたMT4解説記事、戦略、無料インジケーターの配布が多く、新規ユーザーの導入障壁が低い。

第4章：海外FX業者でMT4が使える代表的ブローカー

業者名	MT4対応状況	特徴
XM	◎	初心者にも人気。ボーナスとMT4の安定性が魅力
Titan FX	◎	スキャルパー向け。高速約定＋低スプレッド
BigBoss	◎	MT4で仮想通貨・株価指数も取引可
Exness	◎	レバレッジ無制限口座がMT4でも選べる
FXGT	◎	マルチアセット型でMT4でも株式・仮想通貨対応
HFM (HotForex)	◎	スワップトレードも可能な安定系MT4業者

※すべてMT4だけでなくMT5にも対応する傾向があり、選択肢が増えています。

第5章：MT4とMT5の違い

項目	MT4	MT5
発売年	2005年	2010年
プログラム言語	MQL4	MQL5（より高機能）
板情報	非対応	対応
注文方式	両建て対応	両建て非対応の業者もあり
インジ数	約30個（標準）	約38個（標準）
対応銘柄数	限定される場合あり	株式・仮想通貨なども拡張対応
軽さ	非常に軽い（低スペック向き）	やや重い（高性能向き）

初心者や裁量トレーダーには「MT4」、株式指数や板情報を使いたい人には「MT5」がおすすめという住み分けです。

第6章：MT4の導入と使い方

口座開設：海外FX業者でMT4対応口座を申請
プラットフォームDL：公式ページまたは業者サイトからMT4をPCまたはスマホにダウンロード
ログイン：MT4を開き、口座番号・パスワード・サーバー情報でログイン
トレード開始：チャート分析 → 注文 → 決済

スマホアプリ版も提供されており、出先でのチェックやクイック注文にも対応可能です。

第7章：MT4を活用した取引戦略例

戦略名	内容
スキャルピング	1〜5分足を用いた超短期売買。Titan FXやTradeViewと好相性
デイトレード	日中の価格変動を狙う。指標分析とインジケーター連携が鍵
自動売買（EA）	MT4用のMQL4 EAを使い、24時間の自動売買が可能
裁量トレード	自分の判断でエントリー／決済するトラディショナルな手法
複数通貨分析	4分割チャートでマルチペア同時監視も簡単に可能

MT4はチャート操作と裁量判断が非常にしやすい設計のため、初心者の戦略構築にも向いています。

第8章：MT4を使う際の注意点

❌ 自動アップデートがないため、最新版を自分で再DLする必要あり
❌ インストール型のため、PCがクラッシュすると履歴・設定が消えることも
❌ 一部業者ではMT4のサポートを終了しつつあり、将来的にはMT5へ完全移行の可能性もある

✅ 総まとめ：MT4は「古くても現役最強ツール」

評価軸	内容
安定性	極めて高い（20年近い稼働実績）
機能性	EA・インジ・裁量、どれも高水準対応
サポート状況	海外FX業者の多くが今も継続対応中
将来性	MT5への移行は進むが、MT4は当面使える
おすすめ度	初心者～中級者には特に推奨される環境