メルカード（メルペイカード）を海外FXで使う場合の注意点

07/02/2025

以下に「メルカード（メルペイカード）を海外FXで使う場合の注意点・可否・リスク」について、解説します。メルカードの概要から、海外FX業者での使用可否、注意すべきポイント、代替案まで網羅的にまとめています。

メルカードと海外FX：対応状況・使用リスク・代替手段

～国内発のスマート決済系クレジットカードはFXに使えるのか？～

メルカード（Mercard）は、フリマアプリ「メルカリ」を提供するメルペイ社が発行する年会費無料のクレジットカードです。主な特徴は以下の通りです。

メルカードは通常のクレジットカードと異なり、メルカリ内の取引状況や売上金履歴などをもとに限度額が変動するという、独自のスコアリングを採用している点が特徴です。

理由は以下の通りです：

JCBブランドが海外FXで対応していないケースが多い
　→ 多くの海外FX業者（XM、Titan FX、Exness、FXGTなど）は「Visa」「Mastercard」には対応していても、JCBには非対応です。
メルカード自体が「海外FX業者への入金を制限している」可能性がある
　→ メルカードの利用規約では、投資商品・ギャンブル関連への決済は禁止事項に含まれているとされることがあり、FX業者はその対象です。
決済代行会社（クレジット決済ゲートウェイ）で弾かれる場合もある
　→ 一部の海外FXではカード情報を入力しても、**即時エラーまたは承認拒否（Declined）**になる例が多く報告されています。

トラブル例	内容
入金拒否	入金しようとすると「エラー」や「カード利用不可」と表示される
入金済みなのに反映されない	外貨決済エラーで入金がキャンセルされるか、保留状態になる
強制解約リスク	カード会社にバレると規約違反とみなされ、カード停止処分になる可能性も
カードロック	不正利用防止システムにより、海外FX業者＝ハイリスク加盟店と認識されてカードがロックされる場合あり

→ 結果として、Visa・Masterに比べてJCBは非常に不利なブランドとなります。

仮に運良く入金できたとしても、以下のリスクが生じます：

特にメルカードは、メルカリアカウントと強く紐づいているため、口座凍結リスクも存在します。

海外FXに入金する際は、以下の手段が現実的で安全です：

→ 例：DMM FX、外為どっとコムなど、国内系であればJCB対応の例もあります。

→ たとえば住信SBIネット銀行、楽天銀行、GMOあおぞらなどはVisaデビット付き口座を発行可能。

→ メルカードからbitwalletへは直接チャージ不可ですが、一度別のプリペイドカードなどを経由すれば可能な場合もあり。ただし、あくまで自己責任で。